この記事で解決できる悩み
- 厚塗りイラストを描いてみたいけど、何から始めたらいいかわからない
- 厚塗りでイラストを描くと、めちゃめちゃ時間がかかる
- もっと楽な方法でイラストが描けるようになりたい
Kenny
今回は、こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
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“小町”
Kenny
“小町”
まず結論から
厚塗りは線画を描かずに、シルエットで描くと高速で描ける
それではいってみましょう!
目次
厚塗りは凝ったイラストのように見えますが
実は、線画を描いて仕上げたイラストよりも、圧倒的に楽に表現ができる手法です
厚塗りが線画よりも楽な理由
- クリスタのポージングを用意すれば、線画を描く必要がない
- シルエットを描いてしまえば、あとはざっくり描き込むだけ
- 描き込みも、クリスタの時短ブラシを使えば時短できる
- 複雑な髪の毛もシルエットを描くだけで成立する
等々
具体的な手順
- ポーズを用意する
- 服のシルエットを描く
- ポージング素材に合わせて肌を塗る
- 髪の毛のシルエットを描く
- 背景はフォトバッシュにすると楽
です
それでは深掘りしていきます
1:ポーズを用意する
クリスタを使っている場合ポージング素材が使えます
それをしっかり有効利用すると、線画を描くことなく
キャラクターの下書きが終わります
映えるポージングの作り方の手順としては
- 【骨盤と背骨】女性の場合は腰を前に出して胸を張る感じ、男性は少し猫背気味に調整
- 【肩】手を動かすときは肩から調整する
- 【足】女性は少し内股気味に、男性はがに股気味に調整。少ししならせるようにすると映える
- 【首】頭の角度を決めるときは、首からいじります。首の角度と頭の角度を「く」の字に調整すると映えます
等々
詳しい画像付きの手順はこちらをご覧ください
2:ポージングに服を着せていく
服を着せるといっても、描き込むわけではなく
服のシルエットを描いていくだけです
やり方は簡単で
- 服の形になるように丸い線で囲む
- 囲った中を、塗りつぶす
で服のシルエットが完成です
そこに、クリスタなら、服のシワブラシなどを利用すると
一瞬で服のシワが描けます
立体感が足りない場合は、エアブラシなどを使って、服のシャドウを足していくだけで
素早く服が描けます
3:肌を塗る
肌も、簡単です
基本的に手や足に関しては
ポージング素材のシャドウの上から影の色をなぞっていくだけ
です
あとは、不自然さが残らないように、色をなじませていったり
もっと濃いシャドウを少し足していくだけです
顔に関しては、ほとんど影をつける必要はありません
- 髪の影
- 首の下の影
- 鼻の部分に少しの影
を足せば顔も完成です
4:髪の毛を描く
髪の毛も、線画を描く必要はありません
入りと抜きがある(先がとがるような)ブラシで、髪の毛のシルエットを描いていきます
あとは、
- 大雑把にシャドウをのせる
- 髪のハイライトをのせる
- ハイライトに合わせて、シャドウを描き込んでいく
- 第二シャドウや第二ハイライトを追加して完成
という流れです
詳しくは、こちらの記事に紹介させて頂いておりますので、よければご覧ください
5:仕上げに背景とエフェクトを用意する
事前に背景を用意している場合は、背景の色を調節するだけで良いのですが
もし1から背景を描くのなら
時短テクとしては、フォトバッシュがオススメです
手順としては
- 1枚の写真からイラスト調にフィルター加工
- イラストらしく、なじませブラシなどで情報量を減らしていく
- 減らした情報量に、イラストらしいテクスチャを乗せていく
- 光や影の部分をオーバーレイや発光レイヤーで描き込んでいく
- 雰囲気の出るパーツを切り抜いて、1〜4と同じ手順で背景に足していく
すると、ほぼパースの取れた背景が簡単に完成します
と言うわけで今回は
厚塗りは線画を描かずに、シルエットで描くと高速で描ける
をテーマにお話させて頂きました
次のような手順で
以下の、お悩みが解決できれば幸いです
- 厚塗りイラストを描いてみたいけど、何から始めたらいいかわからない
- 厚塗りでイラストを描くと、めちゃめちゃ時間がかかる
- もっと楽な方法でイラストが描けるようになりたい
いきなり、厚塗りを描こうとすると上手くいかない時ってありますよね
そういうときは、
情報量を減らす
を試してみてください
僕がよく失敗したことで、描き込みすぎてめちゃめちゃ暗い印象のイラストになったことです
イラストで大切なのは、見た人に伝えられるかどうかだから
情報量の多い少ないは関係なく、
むしろ情報量が少なくて伝わるならそれが最強
だと思います