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10分以内!?早すぎる、写真から作る背景の描き方

この記事で解決できる悩み

  1. エモい背景の描き方がわからない
  2. キャラクターを描くだけで精一杯
  3. めんどくさいから手っ取り早く、クオリティを上げたい

Kenny

先日インスタでこういった投稿をしました

 
 
 
 
 
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僕は、今まで「楽してイラストを描く」ことだけを考えてアート活動をしてきました

その結果、今では1〜2時間程度で上の様なイラストを完成させられる様になりました

 

今回紹介する方法で作成したイラストがこちらです

そこで今回の記事前半では用意する素材に関して、

後半では写真をイラストに変える方法を解説させていただきます

 

ではまず、結論から

写真加工は、遠近感を演出すれば大体いける!

それではいってみましょう!

描き方

1:キャラクターを用意

キャラクターがいないと、そもそも何も始まらないので、キャラクターを用意します

ただし、この時用意するキャラクターは、

できるだけ全身を写したキャラクター

の方が良いです

 

後から、背景に合わせてサイズや角度の調整が出来るゆとりがあるので

バストアップ以外にも用意できればよりGoodです!

2:写真をPixabayから用意

キャラクターの個性を演出できる背景を用意します

Pixabayで画像検索するときのコツ

英語で検索する

です

 

どうしても、日本語検索だと、余計な画像まで検索されてしまうので

検索効率を考えて、英語検索を強くオススメします

3:フィルター効果適用

CLIP STUDIOを普段よく使用しているのですが

その機能の中に、「イラスト調」フィルター効果があります

それを利用して、全体の情報量を下げます

 

どうしても、写真そのままだと、情報量が多くなってしまうので

イラストらしく、ざっくり描きましたという演出をここで加えます

4:カラーバランス

カラーバランス調整は

背景キャラクターの順で行います

 

キャラクターから始めてもいいのですが

画面のほとんどを占める背景からカラーバランスの調整をした方が

空気感を先に演出できます

 

あとはキャラクターが、そこにいるかのようなカラーバランスに調整するだけ

左手は添えるだけ、ってやつですね

5:空気遠近法

奥行きを出す方法として一番有名なのが

「空気遠近法」

画面の奥側が薄く、手前側が濃い色になるってやつですね

 

やり方は簡単で

  1. カラーバランスを整えた背景のレイヤーを複製
  2. 上側のレイヤーの明るさを明るく調整する
  3. 奥側の部分だけ残して、手前側にあたる部分を消しゴムツールで消していく
  4. 最後にレイヤーを統合

 

他に、スクリーンで加筆する方法もあるのですが

個人的には、こちらの方が出来上がりの精度が高かったので

こちらの方法をお勧めします

6:情報量の調整

次に使うフィルターは

「ガウスぼかし」

です

 

これも空気遠近法と同じで

手前に行くほど、情報量をアップさせ、奥に行くほど情報量が減る

それで、遠近感をさらに演出します

 

やり方も同じで

  1. 遠景・中景・近景分、背景のレイヤーを複製(2~4枚程度)
  2. それぞれの遠近に合わせてレイヤーにガウスぼかしをかける
  3. 遠近に合わせて、消しゴムツールで消していく

それだけで、たった1枚の写真に立体的な表現が加わりました

7:加筆

最後に、空気感の演出ですが

加算(発光)・乗算などのレイヤーを加えて

光と陰のエフェクトを加えていけば完成です

 

割と適当に加筆しても、良い感じの空気感を演出できるので

キャラクターを配置させた時に、映える演出であればなんでもOKです

反論

もちろん背景は、自分で描いた方が

圧倒的に自分の世界観を演出することはできます

 

フリー素材に頼ってしまうと、

A

あ、この写真見たことある~

と思われてしまうので

 

そういうのが嫌だな~と感じる方は

背景の描き方講座をガチで研究されるのをお勧めします

まとめ

と言うわけで今回は

「10分以内で描く」写真から作る背景の描き方

をテーマに解説を行なってまいりました!

基本的な流れとして

手順1
イラストを用意
できるだけ全身のイラストを
手順2
写真をPixabayから用意
キャラクターのパースに合った写真を
手順3
フィルター効果適用
情報量を下げてイラストらしく
手順4
カラーバランス
背景キャラクターの順でカラー調整
手順5
空気遠近法
手前は濃く、奥は薄くなるように調整
手順6
情報量の調整
手前はくっきり、奥はぼやける感じで遠近感の演出
手順7
加筆
光や陰を加筆して、キャラクターの存在感を出す

 

と言う手順で行って、下記のような悩みが少しでも解決できればと思います

  1. エモい背景の描き方がわからない
  2. キャラクターを描くだけで精一杯
  3. めんどくさいから手っ取り早く、クオリティをあげたい

どうしても難しい時は

いきなり背景を描くのは難しい

今回のような画像の加工も難しいという時は

写真検索してみる

だけでも、良いかもしれません

 

加工しないことを前提に検索するのなら

図形

を中心に検索してみるのが良いかもしれません

合わせるだけで、シンプルでおしゃれな背景になります